夢を可視化して現実の世界で
自分も他人も映像として見る事ができるようになったら
予知夢を見ることができる女性
そしてその夢は他の人も見ることができ
そして分析されて。。。
夢が現実に入り込む
現実が夢に入り込む
自分が見る夢も客観的に見たら
どんな気持ちになるんだろう
夢を映像として保管できるようになってから
何年もの時が過ぎて行き
色々な現象が起こっていく
新しい事を見つけたり作ったり
そういう事は楽しいことでもあるけれど
多分、踏み入れてはいけない領域がある
読んでいて辻褄が合っているようなないような
だんだん物語の中で
読み手の私自身も境界線が曖昧に
恩田陸の作品は色々な感じの物があるけれど
私は夢と現実との境界線が
入り交じって浸食しているような物語が好き
読んでいて自分で色々と想像して
新しい物語を作ったり映像をイメージしたり
そういう風に読める物語
その世界に引きずり込む力がある物語